榊原康政(杉野遥亮)が初陣で着ていた「ちぎれ具足」は実在した?『名将言行録』を読んでみる【どうする家康】 (3/4ページ)
「そなたにこれをやろう」
見ると古びた具足が一領。永年使い込んだらしく、所々ちぎれたり破れたりしています。
さっそく着てみた小平太。なかなかカッコよく似合っている(イメージ)
「いささかボロいが、ないよりはマシであろう。主君のお傍に仕えるのに、具足もないでは戦さ場で笑い者になってしまうぞ」
ここで「くれるならもっと良い物を……」と思ってしまうかも知れません。しかし具足は誰でも気軽に入手出来るものではなかったのです。
きっと金七も、どうにかして小平太のために少しでもよい具足を手に入れてやろうと駆けずり回ったことでしょう。
「ありがとう、ありがとう!」
金七の心意気に感じた小平太は、このちぎれ具足を着て数々の戦さ場へ出陣。武功を重ねたのでした。
終わりに
小平太のために、具足を用意してあげた金七。たぶん可能な限りは直してあげたのだろう(イメージ)
やがて立身出世を果たし、後世「徳川四天王」に数えられるほどの重臣となった小平太。