榊原康政(杉野遥亮)が初陣で着ていた「ちぎれ具足」は実在した?『名将言行録』を読んでみる【どうする家康】 (4/4ページ)
※ちなみに他の三人は酒井忠次(さかい ただつぐ。左衛門尉)・本多忠勝(ほんだ ただかつ。平八郎)・井伊直政(いい なおまさ。兵部)。
もちろん具足も新調されましたが、初陣で着たちぎれ具足も欠かさず持って行きました。
常に仲間の想いを忘れず、慢心することの無いように。もしかしたら、小平太が掲げた「無」の馬印には、そんな思いが込められていたのかも知れませんね。
徳川四天王・榊原康政の旗印「無」に込められた意味は?その公正無私な生き様を見よ【どうする家康】NHK大河ドラマ「どうする家康」では、徳川家の重臣となって立派な具足に身を包んでいる小平太(第33回放送時点)。きっと金七も喜んだのではないでしょうか。
ガラクタ具足も面白くはありましたが、金七との熱い友情エピソードも演じて欲しかったですね。
ちなみに『名将言行録』は江戸時代に編纂された逸話集であり、史実性についてはあまり高くありません。しかし今日伝わっている戦国武将のイメージは多くがこうした文献や伝承に依拠するものですから、それらを全否定したら無味乾燥なものになってしまうでしょう。
また「彼ならやりかねない」「彼ならこんな事もあったかも知れない」など一定の説得力によって伝えられたものですから、人々に愛された通俗的イメージも、大切にしたいものです。
※参考文献:
岡谷繁実『名将言行録(七)』岩波書店、1944年8月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan
