青森県平川市ではお盆の時期に「墓踊り」をするらしい 一体どんな踊りなの?市役所に聞いてみた (3/3ページ)
一方、広船地区をはじめ津軽地方で多くみられる『獅子踊』は、これと異なり口の開閉はなく、先導役に合わせて3匹の獅子が統一された動作で踊るものであり、1人立2匹獅子とも呼ばれています」
「また、この獅子踊は、獅子頭の形態、衣装幕の文様、お囃子が各地区で異なっており、それぞれの特徴となっています。踊りにはいくつかの種類がありますが、祖霊崇拝、五穀豊穣、天下泰平、家内安全、疫病退散などを祈願するものとなっています」鳥取にも墓踊りが!
東北特有の文化なのか......と思われた「墓踊り」だが、調べてみると、別の場所にも「墓踊り」があった。
鳥取県の最東端に位置する岩美町。この町の陸上(くがみ)という地域に「墓踊り」の風習があるのだ。しかし、同じ「墓踊り」でも、平川市の「墓踊り」とはずいぶん様子が違う。
陸上の墓踊りは、以下の写真のようなものらしいのだ。

8月22日、記者が同町の教育委員会事務局社会教育係の田中聡嗣さんに聞いたところ、陸上の墓踊りでは毎年8月14日、その年に初盆を迎える人の墓を取り囲み、音頭と太鼓の音に合わせて踊り回る。

田中さんによると「一般的な盆踊りをお墓でやるイメージ」。墓踊りには、老若男女問わず参加をしていて、浴衣を着て踊る人もいるそうだ。
その成り立ちははっきりとはわかっていないが、「明治から大正あたりに先祖供養のために始めたのではないか」と田中さんは述べた。

平川市も岩美町も全く形は異なるが、地域の人々の祖先を思う気持ちから「墓踊り」は生まれたと考えてよさそうだ。