推し活エッセイの著者に聞く「好きなものを見つけるコツ」 (2/3ページ)
心の中に一つ何か楽しみを持っていると、それを思い出すだけで笑顔になるというか、楽しくなるようになりましたね。
――例えば好きなドラマがあると、その放送時間を毎週楽しみにするようなワクワク感が生まれますが、そういうものが心の中に生まれたわけですね。
ナカムラ:そうですね。それに自分の好きなもの、興味のあるものに関係あるものの情報も入ってくるようになるじゃないですか。そうすると、また新たな世界が広がって、「この映画観に行きたいな」とか「この本読みたいな」となるわけですよね。
それまでは仕事以外も、子育てとかあったりしたし、45歳で離婚したのですが、お金のゆとりもあまりなかったので、好きなものがあっても自由に楽しむことができませんでしたから。
――本書を読ませていただいて、「推し活」をはじめる前のナカムラさんは壮絶な日々を送っていたことがうかがえます。
ナカムラ:この4月に仕事を辞めて、その後少しは働くつもりだったのですが、まったく働く気にならなかったんです。それで子どもたちに「お母さん、もう働くのが嫌になっちゃった」って言ったら、「大丈夫だよ、働かなくていいじゃん」と言ってくれて。「ごはん食べるときはうちにおいで」と。
――家族に支えられたんですね。
ナカムラ:そうですね。そのときはラッキーと思っていました(笑)。
――本書を読ませていただいて、ナカムラさんは好きなものを見つけるのがすごく上手な印象を受けました。好きなものを見つけて楽しむコツがありましたらぜひ教えてください。
ナカムラ:最初は小さなことでいいと思います。思い出したら笑ってしまうくらいの小さなことを心の中に持っていると、それが広がって好きなものを見つけるレーダーになるんじゃないかなと。
あとは、その時の健康状態にも左右しますよね。健康じゃないと「好きなものを楽しもう!」という風に気持ちが向かないように思うんです。