こっちの方が餌をもらえる確率が高いぞ!カラスはデータをもとに統計的推測をできることが判明 (2/4ページ)
ここは人間なら統計的・分析的推論に関連するとされる領域だ。
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ならば彼らはデータを読み、統計的推測すら可能なのだろうか? ドイツ、テュービンゲン大学の研究チームは今回、この疑問を探っている。・カラスは統計を理解し確率を推測することができるのか?
いくら賢いとはいえ、カラスに算数のテストを解かせるわけにはいかないから、彼らの数的能力を調べるにはちょっとした工夫が必要になる。
言葉や文字を使わず、行動で計算能力を示せるように訓練するのだ。
例えば今回の実験では、まず2羽のカラスに、タッチスクリーンに映っている絵をつつくと、おやつがもらえることを教えた。
カラスがこれを習得したら、さらに難易度を上げる。今度は絵をつついても、おやつが出るときと出ないときがある。つまり「確率」の要素が導入されたのだ。
実際の実験では、2羽のカラスに、おやつが出る確率が異なる2枚の絵を見せて、つつかせた。
おやつをできるだけたくさん食べるためには、確率が高い方の絵をつつき続ければいい。だがそれをするには、確率を踏まえた抽象的な数を理解していなければならない。
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・カラスは統計的推測ができることが判明、しかもずっと覚えていた!
2羽のカラスを10日間訓練して、5000回ほど絵を選ばせてみたところ、彼らはおやつが出る確率が高い絵をつつき続けたという。