三葉虫が何を食べていたかが明らかに。最後の晩餐が内部に残っている化石が発見される (3/4ページ)
最後の晩餐のメニューは「スティロフォラ」(赤)、「ヒオリテス」(紫)、「貝虫」(青)などだ / image credit:Kraft et al., Nature , 2023・この三葉虫は脱皮をしようとしていた可能性
またB. インコラの完全な消化管と胸の歪みをあわせて考えると、ちょうど脱皮しようとしていた可能性もあるという。
節足動物は成長するために、それまでの古い殻を脱ぎ捨てることで、新しい殻に衣替えする。そのとき、新しい殻のスペースを作るために、消化管が膨らんで古い殻を押し退けることがあるのだ。
こうしたことから、「三葉虫の摂食行動は、現代の甲殻類のライフサイクルのようなものだった可能性がある」と研究チームは結論づけている。
少なくともB. インコラについては、ほとんどの場合、お腹の中は空か、適度に満たされてた。だが、ときおり特殊な生理的な要求が起こり、たらふくエサを食べていた可能性があるのだそうだ。
この研究は『Nature』(2023年9月27日付)に掲載された。