右肘手術で来季はピッチャー封印!打者・大谷翔平「ドジャース入団」復活劇 (2/2ページ)
「仮に大谷がドジャースに入れば、MLB屈指の1、2番コンビとして知られるムーキー・ベッツ(30)とフレディ・フリーマン(34)の後ろを打つ、3番・DHでの起用が濃厚です。主軸には強打の捕手ウィル・スミス(28)、マックス・マンシー(33)らもいますから、今季、自身最多の21個に達した申告敬遠も大幅に減ります」(前同)
打者・大谷にとっては、間違いなくプラスに働く環境。ただ、大谷は元来、道なき道を自ら切り拓く“開拓者精神”の持ち主でもある。
■「人生ノート」をより困難な方向に書き換えて
高校進学時も、「もし(菊池)雄星さんが日本一になっていたら、僕は花巻東を選んでいなかったかもしれない」と語るなど、大谷はあらゆる場面で「人生ノート」を、より困難な方向に書き換えてきた。
「その意味では、同じ南カリフォルニア地区で、ワールドチャンピオン未経験ながら、その実力はあるパドレスなども選択肢の一つ。パドレスには、高校時代から大谷を追うエーシー興梠氏など、元ドジャースの幹部も在籍。彼自身も信頼するダルビッシュ有(37)もいる。彼の性格からすると、いきなりライバル球団に移ることに引け目を感じる可能性もあります」(福島氏)
■パドレスもスーパースターぞろい
パドレスも打者陣はスーパースターぞろい。フアン・ソト(24)や、フェルナンド・タティスJr.(24)といった若きドミニカンたちは、新たな刺激になりそうだ。
「あとは、大谷がどこにやりがいを見出すか。契約条件はいいに越したことはないですが、彼自身が優先するのは、お金より環境。そこは断言してもいいんじゃないかと思います」(前同)
MLB“現役本塁打王”の「人生ノート」の書き換えから、目が離せない。