我が天下は揺るがんのう……豊臣秀吉が家臣に語った”天下取りの三要素”とは【どうする家康】 (3/4ページ)
あやつは大気と智慧を備えておるが、勇気において今ひとつじゃ」
「最後に、龍造寺(政家)家中の鍋島飛騨(直茂)。あやつは勇気と智慧を備えておるが、肝心かなめの大気がない」
結局、三人とも何か一つが欠けているから天下は獲れぬ。しかし大名たちは揃いも揃って彼ら以下。よって我が天下は揺るがんのう……秀吉は上機嫌に笑うのでした。
もし三人が力を合わせていたら?一四五 太閤秀吉公へ御伽の衆尋ね申され候うは、「当時天下を取り申す器量の大名御座候や。」と申され候へば、太閤御答に、「天下を取る事は大気・勇気・智慧なければならず。この三つを兼ねたる大名一人もなし。又小者には二つ宛兼ねたる者三人あり。上杉が直江山城、これは大気・勇気はあれども智慧かけ合はず。毛利が小早川隆景、これは大気・智慧はあれども勇気懸け合はず。龍造寺鍋島飛騨、これは勇気・智慧はあれども大気なし。大名には、これほどの者もなし。」と御申し候由。
※『葉隠聞書』第十巻
以上、秀吉による大名や武将たちの批評エピソードを紹介してきました。
まったく智慧がないだの(直江兼続)、勇気がないだの(小早川隆景)失礼ですね。
鍋島直茂については「大気(野心)がない」という評価でしたが、これは直茂が佐賀藩祖だから忖度したのでしょうか。