「江戸時代は平和」だって?そんなの大間違い!現代に通じる悪党らの卑劣な詐欺事件【前編】 (2/3ページ)
チームを組んでシステム化した詐欺グループ
江戸時代後期、儒学者であり「経営コンサルタントの先駆け」とも評される海保青陵(かいほせいりょう)という人がいました。
その海保が、加賀藩藩士のために執筆した『東贐(あずまのはなむけ)』という江戸の食・言葉・生活環境・風俗・犯罪事情を詳しく書いた書物があります。
その中で紹介されているのが「あらかせぎ」と呼ばれる犯罪集団。
「数人の無法者が道でわざと通行人にぶつかって難癖を付け、懐のお金や櫛などを奪う」という犯罪が紹介されています。
そして、それらの強奪したものは次々仲間の手に渡り、もしぶつかった当人をお縄にしても証拠はなく追及を逃れられる……というシステム。