なぜ? 日本で「旧正月」を祝わなくなった理由 (2/4ページ)
しかし、現在は日本の多くの地域では旧正月を祝う習慣はなく、その理由もはっきりとしていません。
うるう年である明治6年に月給を13回払わなければならないことを避けるため、新暦に改定したという説。その他には、欧米諸国の文化を積極的に受け入れるためといった説がありますが、どれも定かな理由とは言えないようです。
ただし現在でも、沖縄の一部地域や横浜、神戸、長崎などの中華街では旧正月を祝う習慣があります。またこれらの地域に該当しなくても、家庭によっては旧正月にも仏壇や床の間にお供え物をして、正月料理を囲むところもあるかもしれませんね。
◇旧正月と立春の違い
立春とは、二十四節気という暦の上で春が始まる日を指します。太陽黄経が315度に達する日を指し、2024年は2月4日が立春に当たります。
旧正月と立春は時期が近く、また1年の始まりとされる点も同じ。そのため同じものと勘違いしている人がいますが、二十四節気と旧暦は違う基準で決められているため無関係です。
ただし、約30年に1回だけ旧正月と立春が重なる年があり、それを「朔旦立春(さくたんりっしゅん)」や「立春正月」と呼び、大変縁起が良い日とされています。
■中国の旧正月(春節)事情
春節(しゅんせつ)とは、旧暦における正月、つまり旧正月のことです。中国では一大イベントとされ、新暦の正月よりも盛大に祝われます。
ここからは、中国では旧正月をどのように祝うのか、お祝いでどんな料理を食べるのかを見ていきましょう。
◇中国の旧正月(春節)の祝い方
中国の春節には、以下のような風習があります。日本の正月に似ているものもあれば、中国独特のものもありますよ。
☆(1)縁起物を飾りつける
春節の期間は、町中に赤い灯籠やちょうちんが取りけられます。中国で赤は大変縁起が良い色とされているのです。
また、春聯(しゅんれん)と呼ばれる、縁起が良い言葉が書かれた赤い紙を家の出入り口に貼って新年を迎える風習もあるようです。