天の川銀河にある超大質量ブラックホールは76分ごとに強力な放射線を地球に発射している (3/4ページ)
「X線とガンマ線における多重波長周期の一致は、それを生み出す単一の物理的メカニズムを指し示している」と、論文では説明されている。
研究チームが「ユニークな振動物理メカニズム」と呼ぶこの発見から推測されるのは、いて座A*の周りでは、ガスの塊が光速の30%(時速3億2000万km)という超スピードで渦巻いており、ここからガンマ線とX線が放出されているだろうということだ。
今回の分析によるなら、この高速で移動する物質の塊が、いて座A*をサーキットの如く周回しながら、複数波長の放射線を放出していると考えられるのだそうだ。
この発見は、天の川銀河の中心にあるような、怪物のような質量でありながら、比較的穏やかな超大質量ブラックホールについて理解を深めるヒントになる可能性もあるとのことだ。