知ってる? 「慈しむ」と「愛する」の違い (2/4ページ)
◇使い分けのポイントは「対象が自分より弱いものかどうか」
「慈しむ」と「愛する」の使い分けのポイントは、大切に思う対象が自分より弱い立場のものか、目下のものかどうかです。
そのため、子どもやペットであれば「慈しむ」、恋人や自分より年齢が上の家族などに対しては「愛する」を用いるのが適切でしょう
また、「愛する」と表現できるもののうち、特に「かわいがる」という意味合いが強いシーンでは、「慈しむ」を使うとニュアンスがより伝わりやすくなるといえます。
どちらを使えば良いのか迷うシーンでは、幅広い意味合いを持つ「愛する」を使用しておけば間違いないでしょう。
■「慈しむ」の使い方【例文付き】
「慈しむ」は、対象をかわいがり、大切にしていることを伝える際に使用します。
「幼い頃の思い出を慈しむ」「故郷を慈しむ」など、人や動物、物以外にも使うこともできます。
ただし、「守る」「かわいがる」というニュアンスが含まれるため、目上の人や強い印象の人、物に対して使用する際は注意しましょう。例えば、「子どもが親を慈しむ」という表現は、多くの場合において違和感が生まれますよね。
例文を参考に正しい使い方を覚えておきましょう。
◇例文
・「老犬を慈しみ、散歩や遊びなどかけがえのない日々を共に過ごした」
・「養父は私をわが子のように慈しみ、大切に育ててくれた」
■「愛する」の使い方【例文付き】
「愛する」には、「とりわけ好む」という意味から、「恋愛の対象として相手を慕う」「恋する」という意味まであり、幅広い場面で使うことができます。単に「好き」と述べるよりも、強い印象を与えることができるでしょう。
例えば、「本が好きな彼」というより、「本を愛する彼」と言った方が、より一層読書を好み、本に愛着を持っている様子が伝わります。