なんと日本海軍はブドウから兵器を作っていた!?戦時中のワイン造りとロッシェル塩【後編】 (2/3ページ)
また、ロッシェル塩は、銀の酸化物と反応させると銀の鏡と呼ばれる銀の薄膜を作る性質があります。この反応は銀の鏡反応と呼ばれ、写真の現像や鏡の製造に用いられました。
さらに食品添加物としても使われています。ロッシェル塩には食品の色や味を安定させる働きがあるため、ゼリーやジャムなどに活用されました。
その一方、ロッシェル塩には過剰摂取すると腎臓や心臓に負担をかけるという難点があります。また、金属と反応して水素を発生させることがあり、火災や爆発の原因になることもありました。
他にも、水に溶けやすいため水質汚染の問題も発生します。ロッシェル塩は、水中で酒石酸に分解されると水の硬度を上げることがあり、そうなると水道管や洗濯機などの劣化の原因にもなるのです。
ロッシェル塩の現在と未来では現在は、ロッシェル塩はどのように使われているでしょうか。先に述べたように、ロッシェル塩を使うことにはメリットとデメリットがありますが、今もその特性を活かした新たな使い道が模索されています。
