ここがスゴいぞ紫式部『源氏物語』!”世界最古“以外にも世界が認めた誉れとは?【光る君へ】 (3/3ページ)
もちろん現代ならこれくらいのボリュームの長編小説はたくさんありますが、パソコンはおろか万年筆もなかった千年以上も昔の日本で、たった一人の女性が(この点については諸説ありますが)手書きで書き上げたのです。世界中の人々を驚嘆せしめたのも当然と言えるでしょう。
キャラが立っていてエモいさらに、『源氏物語』のもうひとつの魅力と言えば、作品内のキャラクターの感情のドラマや心理描写、そしてその深い精神性でしょう。
『源氏物語』には、約430人のキャラクターが登場します。紫式部は、彼ら一人ひとりに個性的な性格や心情を与えています。
そしてさまざまなシチュエーションの中で、彼らキャラクターは795首もの和歌を詠みます。しかもそれが、ちゃんと和歌の名手が詠んだものとそうでないものとでクオリティが区別されているのです。
今風に言えば、キャラが立っており、エモい要素も満載といったところでしょうか。世界最古の長編大河小説であり、魅惑的な恋愛小説。それが『源氏物語』なのです。
参考資料:
歴史探求楽会・編『源氏物語と紫式部 ドラマが10倍楽しくなる本』(プレジデント社・2023年)
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