中国で戦場にいる敵人の行動を予測する軍事AIの訓練が開始される (2/3ページ)

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photo by iStock・人間の行動原理を理解した軍事AIを作り上げる試み
 今回の研究の主な狙いの一つは、軍事AIをより人間に近い存在にし、人間の指揮官の意図をより正確に理解できるようにすることだ。

 これが重要なのは、人間の気まぐれさや適応能力が、しばしばAIの予測の斜め上をいくことがあるからだ。

 そこで大規模言語モデルを組み込み、より人間らしさを学習させることで、人間の行動をより的確に予測できるようにしようというのだ。

 実際それが有効だったことを裏付ける証拠もある。

 それは2011年の米軍によるリビア侵攻をシミュレートした実験の結果だ。AIは文心一言に、両軍の武装や配置に関する情報を与え、対話を行った。それによって、米軍の次の動きを見事に的中させたという。

 論文では次のように述べられている。
最高位の生命体である人間であっても、認識力は完璧ではなく、頑固なまでの信念、すなわちバイアスを持つことが多い。

ゆえに戦場におけて脅威の過大評価や過小評価をしたりすることもある。機械が人間の状況認識を支援することは、開発の方向性として重要なものだ


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 現時点で、中国の軍事AIはまだまだ完璧ではない。市販の大規模言語モデルは戦争用に作られたものではないため、予測が一般的すぎて戦場で役に立たないという可能性もある。

 この弱点を補うために、研究チームは軍用AIで訊飛星火によって分析されたマップを作成するといった工夫を行っている。

 これにより大規模言語モデルの性能が向上し、より実用的な予測ができるようになったという。
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