江戸の女性は派遣の先駆けです!江戸時代の「下女」の仕組み。休暇や給金、「女中」との違いは何? (3/4ページ)
(下は町人屋敷でお茶を出している下女の姿)
絵本時世粧 歌川豊国 ※一部抜粋(甘泉堂/和泉屋/市兵衞、享和2)(1802)
奉公人の休日はなんと正月と7月のたった2回! しかも各々たったの3日間だったといいます。それを俗に、藪入り(やぶいり)といって有名な落語の話になったり、川柳に詠まれました。いやはや、下女は一日中・一年中働きづめですね。
ちなみに「女中」との違いは?もう一つよく耳にするのは「女中」ですね。「下女」とどう違うのでしょう。
実は正式には、女中は「上女中」、下女は「下女中」といいます。下女中を略して下女と一般的に呼ばれていました。
「女中」は商家や上層農家の娘などが、婚前に礼儀作法や家事見習いをかねて数年間奉公に出ることで、いわば本家や豪商のもとでの嫁入り修行の側面が強いものでした。
主に奉公先の稼業の手伝いや、来客時の接待や主人夫妻の身の回りのお世話などをします。
確かに時代劇でよく見る光景で、ある宅に訪問客がみえても、先に出てきて要件を聞く人物がいますね…! それを奥の間にいる主人に伝える場面はよく見る光景でしょう。