時間や場所にとらわれない新常識【書籍発売『アドレスフリーという働き方』】 (2/3ページ)

バリュープレス

そこが、物事の新基軸を生み出すきっかけとなる「イノベーションスプリングス」となるのです。

◆オフィスでは何が行われているか?
 会社は窮屈な場所、堅苦しい、おっくう、めんどうな場所、そうした先入観を覆すワクワク感が著者のオフィスにはあふれています。いくつかのエピソードを見てゆきましょう。
・未来志向の徹底(かつて年に1度チームの成果を自慢する「大自慢大会」を主催。成功のイメージを持つことで、未来の実現可能性が大きくアップ)
・社内のヒエラルキーを崩す(細かいピラミッド型組織をギルド組織に転換。執行役、チーム、担当の3段階くらいのシンプルな組織に。著者の手がけるソフトウェア事業では理想的な形に)
・オンラインでも雑談を重視(アイデアやイノベーションは何気ない雑談から生まれる。自社で開発したツール「マジカブランカ」を用い、オンライン勤務の社員同士の気軽や情報交換や雑談を可能に。大切なのは物理的距離よりも心の距離)
著者の会社は経営理念に「ワイワイガヤ、面白いことをやろう」と掲げています。その、面白いことをやるにはどうすればよいかと社員自身が主体的に考えるようにもなります。「みんなでワクワクして取り組めば、仕事もはかどる」という著者の言葉は、感覚としてもよく理解できるものですし、至言と言えるでしょう。

◆とにかく人生を楽しもう!
著者の浦聖治(うらきよはる)さんは、クラウドサービスとパッケージソフトウェア製品の開発及び販売業務ならびにドローンソリューション関連事業などを手がける、クオリティソフト株式会社代表取締役社長を務める人物です。もともとソフトウェアの販売事情を手がけていましたが、自社でも開発を手がけることで、大きく会社が変わる成長のきっかけになりました。「自分のワクワクにしたがって、自分で決める時代」であるという著者の主張は実体験に裏打ちされたものだと言えます。とにかく自分のやりたいことを突き詰めたい思いを持ち、「でもそんな働き方は本当にできるの?」と疑問を持つ人にとっておすすめの1冊です。

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