宮迫博之ため息の理由は、木村拓哉「チャンネル開設」も…YouTuber芸能人「動画バブル崩壊」明暗
今年の正月、とある企業が主催する新年会の会場に、元有名お笑い芸人の姿があった。しかし、新年を祝う会場で目撃されたのは、彼の異様な行動だったという。
「元『雨上がり決死隊』の宮迫博之さん(53)です。50万円のギャラで“営業”に呼ばれたんですが、酔っぱらったのか、途中で会場から姿が消えたそう。ようやく発見された宮迫さんは、グラスを片手に壁に向かってブツブツ何かつぶやいていたとか。どうも、精神的に参っている様子だったようです」(参加者の知人)
●闇営業騒動で
吉本興業の売れっ子芸人だった宮迫は、2019年、いわゆる闇営業騒動で表舞台からの“引退”を余儀なくされた。
その後、ユーチューバーに転身し、公式チャンネル『宮迫ですッ!』を開設。自身の焼肉店『牛宮城』をオープンさせるなどして注目を集め、登録者数128万人(1月現在。以下同)を誇る人気チャンネルへと成長させたはずだが……。
「肝心の再生回数は激減した。3年ほど前は1か月の総再生回数が約2640万回だったのに、最近は約188万。全盛期に比べ、約90%も減少していることになります」(夕刊紙記者)
■広告収益が減少
巣ごもり需要で“ユーチューブバブル”が起きたコロナ禍と比べて、再生数あたりの広告単価も大きく減っているという。
「全盛期より広告収益は減少していますし、今は広告費を稼ぎづらいショート動画が主流。かつての動画バブルは完全に崩壊しましたね」(ネットライター)
■キムタクはすぐに登録者数100万人は超えると予測されていたが
宮迫に限らず、ユーチューブに参入したものの、苦境に立たされている芸能人は多い。
「今年の元日には、木村拓哉(51)もついにチャンネルを開設しました。すぐに登録者数も100万人は超えると予測されていたが、30万人にも達していない状況(1月現在。以下同)。再生数も、初回こそ100万回を超えましたが、以降は右肩下がりに。約20万回再生で止まっている動画もあります」(前同)
●アイドル評論家の分析
アイドル評論家の堀越日出夫氏は、こう語る。
「ユーチューブの世界は、“どんな面白いことをしているか”が重要です。知名度があれば、最初こそ注目されるでしょうが、キムタクだから再生され続ける、なんてことはないんです」
■江頭2:50『エガちゃんねる』は大人気
逆に、今も人気を維持しているのが、芸人の江頭2:50(58)。『エガちゃんねる』の登録者数は驚異の418万人で、多くの動画が200万回超え再生と、視聴者の支持を得ている。
「もともとテレビの枠では収まらないタレントが、地上波では放送できないことをガンガンやっているから、面白いんです」(前同)
■石橋貴明『貴ちゃんねるず』も好調
同じく好調なのが、とんねるずの石橋貴明(62)だ。『貴ちゃんねるず』(登録者数166万人)では、清原和博がゲスト出演した回で再生回数800万回超のビッグヒットを記録した。
「タカさんゆえの人脈で大物ゲストも募れますし、企画力もある。『とんねるずのみなさんのおかげでした』の総合演出だったマッコイ斉藤氏の演出もあり、昭和の悪乗り系のバラエティ番組感がウケています」(前出の夕刊紙記者)
■本田翼や仲里依紗も
女性では、本田翼(31)がゲーム実況などを配信する『ほんだのばいく』(登録者数207万人)が人気だ。
「女性芸能人ではトップの人気ですが、21年にイケメン研修医とのスキャンダルが発覚すると、コメント欄が大荒れに。登録者数も減少し、動画投稿は“休眠”状態が続いています。一方、女優の仲里依紗(34)は“爆買い動画”など、テレビで見せない自由な姿が支持を得て、登録者数で本田に迫る勢いです」(前出のネットライター)
こっちの水は甘いか、苦いか……。