紫式部『源氏物語』の主人公のモデル候補、多すぎ問題…議論に上がる人物を一挙紹介!【後編】 (1/2ページ)
2024年の大河ドラマ『光る君へ』。その主人公は1000年を越えるベストセラー『源氏物語』を生み出した紫式部です。大河ドラマのなかで『源氏物語』が劇中劇のような形で出てくる可能性は低そうですが、それでも、ドラマをきっかけに『源氏物語』に興味を持つ方は多いと予想されます。
今回の記事では、そんな『源氏物語』の主人公・光源氏のモデルとなったとされる候補の人物を一挙にご紹介していきたいと思います。
「源」姓のつく人物をご紹介した前編、「藤原」の姓がつく人物をご紹介した中編に続き、今回は後編としてさまざまな人物3名をご紹介します。
※これまでの記事:
紫式部『源氏物語』の主人公のモデル候補、多すぎ問題…議論に上がる人物を一挙紹介!【前編】 紫式部『源氏物語』の主人公のモデル候補、多すぎ問題…議論に上がる人物を一挙紹介!【中編】 光孝天皇(こうこうてんのう)仁明天皇の第3皇子として生まれた光孝天皇。臣籍降下はしていませんが、和歌などに優れ、文化人だったと言われています。百人一首にも「君がため 春の野に出て 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ」という歌が収められています。
また、光源氏と同じく、光孝天皇も幼くして母を亡くしています。