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　カナダ・ケベック州で、中学の美術教師が生徒の絵を同意なしにネット上で販売していたことが発覚し、生徒の保護者から非難を浴びている。

　保護者らは、この教師が自分の利益のために純粋な生徒の作品を使用したとして、学校と教師の両方に損害賠償を求める訴えを起こした。



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Quebec teacher accused of profiting off artwork from students・美術教師が生徒の作品を個人サイトで販売
　カナダ・ケベック州モントリオールのウェストウッド中学校で、美術教師が生徒の絵を生徒の許可なく個人のウェブサイトで販売したとして、数人の生徒の保護者らが怒りをあらわにした。

　この1件は、生徒の1人がGoogleで彼の名前を検索したところ、美術の授業で描いた自分の絵が教師のウェブサイトで売りに出されているのを発見したという。

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　その噂は学校中に広まり、やがて他の生徒たちからも自分の作品が同じ教師によってネット上に掲載されているという報告が、学校側に寄せられた。

　何人かの生徒が両親にこの件について話すと、保護者らは学校の理事会に説明を求めた。

　現在、複数の保護者は美術教師と高校の双方に精神的損害賠償と懲罰的損害賠償を求めている。・絵はTシャツやスマホケース、マグカップになって販売
　美術教師の個人サイトを確認した学校側は、生徒の絵がマグカップやTシャツ、スマホケースになっても販売されていることに衝撃を受けた。

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　また、作品には「ローガンの不気味な肖像画」「ジュリアの不気味な肖像画」というように、生徒の名前までが記載されていた。

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　学校側は、メディアの取材でこのように答えた。

30ドル（約4500円）から120ドル約18000円）ほどの値段が付けられたアイテムが生徒の同意もなく、作り手の知的財産権に関連するすべての法律に違反して使用されていました。

教師が生徒の作品を個人的な利益のために使用することは、何ら許可されていません。

この行為は、生徒が学校という場の権限の下で制作したものを使用し、高値で平然と販売したことに起因するものであり、非常に悪質だと言えます。

　この美術教師のニュースは、自分たちの作品が教師の個人ウェブサイトで販売され、彼のSNSアカウントで紹介されているのを生徒らが発見した数日後の2月9日に、カナダのメディアで報じられた。

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　教師を非難している親の1人は、次のように怒りを口にした。

13歳の息子が学校から帰ってきて、「美術の先生が僕らの作品を1枚94ドルで僕らの知らない間にネットで売っていたんだ」という話を聞いて、信じられない気持ちになりました。

まったく正気の沙汰とは思えません。この1件に対して答えを求めている親は、私だけではないはずです。

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・学校と教師に賠償金を求める訴訟を提起
　一部の保護者は中高校側に回答を求めた。

　しかし回答が得られなかったため、知的財産の窃盗の疑いによる35万ドル（約5300万円）の精神的損害賠償と懲罰的損害賠償、教師からの正式な謝罪、ウェブサイトからの作品の削除を求める手紙を送った。

　このニュースは国際的に広まり、アメリカ、イギリス、そしてオーストラリアでもトップニュースとなった後、美術教師はFacebookとリンクトインのアカウントを無効にし、個人ウェブサイトから生徒たちの絵を削除した。

　事が公になる前は、なんと90点以上の生徒の絵がウェブサイトに掲載されていたという。

　ある生徒の親はこのように話している。

私はこの美術教師に非常に嫌悪感を抱いています。

子供が言うには、授業でペアになった人の不気味な表情を描いてみてと言われたそうです。

そうした肖像画を描いてほしいと言ったのは、市場で売れそうだと思ったからなのでしょうか？その点についてはよくわかりません。

とにかく、この教師にはまったく感心しません。学校にも教育委員会にも感心しません。娘たちは信頼すべき教師にだまされたと感じています。

　ウェストウッド中学校はこの件について調査を開始しているようだ。

　教育委員会は記者団に対し、「状況を認識していてこれらの申し立てを非常に深刻に受け止めている」と述べている。

　なお、この件に関して、肝心の美術教師はまだ声明を発表していないということだ。

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Quebec teacher allegedly lists students’ art for sale online


追記：（2024/02/25）本文を一部訂正して再送します。
References:Art Teacher Stands Accused of Selling Students’ Painting On Personal Website/ written by Scarlet / edited by parumo



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