ベトナム人「ユニクロ」大量万引きも氷山の一角!インバウンド「外国人窃盗団」円安日本で荒稼ぎ

世間にはすっかりアフターコロナが定着し、2023年の訪日外国人観光客数はコロナ禍以降、4年ぶりに年間2000万人を超えた。国際線の復元と円安が大きな要因で、その傾向は今年も続いている。
観光客が大挙してやってくることはインバウンド消費の拡大につながる。日本経済にとっては嬉しい話なのだが、どうやら、もろ手を挙げて喜んでばかりもいられないようだ。
「福岡県警が今月6日にベトナム国籍の男女4人を窃盗の疑いで逮捕したんですが、4人は“万引きのために日本に来た”と供述しているんです」(全国紙記者)
■被害は約1970万円
4人は、これまで約5年間にわたり、福岡をはじめ全国各地の「ユニクロ」で衣料品の万引を繰り返していた。盗んだ商品はベトナムのフリマアプリで売買。被害は合計5237点、総額は約1970万円にも上るという。
「4人にはそれぞれ借金があり、ベトナムに住む指示役の女から、“万引きして稼いでおいで”と言われて来日したそうです。中には、その女に借金がある人物もいました。現在は、その指示役の女にも逮捕状が出ています」(前同)
万引きをするために日本へ 。いったい、なぜなのか。
■元警視庁刑事「日本は東南アジアの犯罪集団に舐められている」
元警視庁刑事の北芝健氏は、こう解説する。
「ひと言で言えば、日本は東南アジアの犯罪集団に舐められています。万引きに関しては警備が手薄で盗みは簡単。万が一、捕まったとしても罰は比較的軽いですから。今回のケースのように大規模な組織的犯罪の場合は別ですが、初犯なら不起訴になることも多い」
さらには、日本製の物品に対する価値も影響している。北芝氏が続ける。
■UNIQLOは高級品
「日本の製品はアジア諸国では人気なんです。私もベトナムのホーチミンを何度か訪問したことがあるんですけど、現地のユニクロは高級店に分類されているような印象です。だから当然、警備も厳重。
一方、日本のユニクロは最近、レジも無人で店員も少ない。要は母国だと万引きできないから、日本に盗みに来たということ。高級品を簡単に盗めて、本国で高い値段で売ることができるんだから、窃盗団としてみれば、効率のいい“仕事”というわけです」
北芝氏によれば、これはベトナムに限った話ではないという。
「中国や東南アジアには、こういった窃盗団がいくつもあります。中には前科があっても、数千円程度の手数料で氏名変更をできてしまう国もありますから、もし、それで新しいパスポートを入手されたら、簡単に日本へ来ることもできてしまう」(前同)
■警察が目を光らせ
犯罪者が日本に紛れ込むのは由々しき問題。何か、打つ手はないものだろうか。
「店舗側の防衛策を強化するのが一番ですが、日本では、警備員を増やすなど過剰な防犯対策をするのは難しい部分もあるので、警察が目を光らせるしかない。実際に警察も、被害が出てから動くだけでなく、事前の予防対策の指導を徹底するようにしています。また、警察官が英語で職務質問をできるようにする教育も、積極的に行われているようです」(同)
多くの善良な外国人訪問者が奇異の目で見られないためにも、招かれざる“インバウンド窃盗団”を許すまじ!