彰義隊があっけなく敗北…新政府軍が主導権を握り支配を盤石にした重要な戦い「上野戦争」【前編】 (3/3ページ)
彰義隊とは何かというと、旧幕府の側近たちによるグループです。徳川慶喜が無実であることを証明するために結成されたもので、本拠地は徳川家の菩提寺・寛永寺に置いていました。
この彰義隊は、最盛期には三千人以上の隊員がいたとされており、旧幕府の最大勢力だったのです。
庶民に人気だった彰義隊彰義隊は、江戸の庶民からも大変な人気でした。おそらく、朝廷の威光を笠に着ている新政府軍よりも、かつての幕府の空気が残っている彰義隊の方が好感が持たれたのでしょう。このことは、旗本・渋谷真琴の記録などから明らかです。
この彰義隊と、新政府軍が上野で激突したのが上野戦争です。
結論を言えば彰義隊は呆気なく敗北しました。
戦のプロであるはずの武士たちによって結成された彰義隊は、なぜ新政府軍にあっさり敗れてしまったのでしょうか。それについては【後編】で解説します。
参考資料:
日本史の謎検証委員会『図解 幕末 通説のウソ』2022年
トップ画像:歌川芳盛「本能寺合戦之図」(上野戦争を描いている) – Wikipediaより
日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan