あそこなら!交通事故に遭遇した犬、お気に入りの犬の保育園に助けを求める

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犬はピンチになったとき、取るべき行動をわかっているようだ。飼い主と車でドックランに行く途中、交通事故に巻き込まれた犬は、車から抜け出し勢いよく走っていった。1.6km先にある犬の保育園目指して。
ここは犬がよく通っている場所でお気に入りの場所である。職員も皆やさしい。ここにくれば安全だし、助けてくれると思ったのだ。
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Dog involved in car crash runs to doggy day care a mile away for help
・車の事故直後、犬の保育園目指して走り出した犬
アメリカ、ミシガン州に住むメリッサ・フィッケルさんは2020年、コロナ禍で在宅勤務になった時、アリエスと名付けたメスの犬を保護施設から迎え入れた。
毎日一緒に過ごし絆を深めていったメリッサさんとアリエス。アリエスはどんな芸もすぐに覚えてしまうほど賢いという。
だがメリッサさんはその賢さを、こんな形で目の当たりにするとは思ってもみなかった。
2月24日土曜、外で遊ぶのが大好きなアリエスを車に乗せ、メリッサさんはドッグランに向かっていた。
すると交差点で別の車に追突されてしまう。幸いにも軽い事故で誰にも怪我はなく、車にも軽微な損傷があっただけだったが、アリエスは衝撃の瞬間、驚いて開いていた車の窓から飛び出してしまった。
3歳のアリエスは自分が向かうべき場所を知っていた。自分が頻繁に通っている犬の保育園「ハウンズタウン・メトロデトロイト」目指して、約1.6kmを走ったのだ。
保育園の監視カメラには、入口で開けてほしそうにしているアリエスの姿が写し出されていた。
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・逃げ出したアリエスを探していた飼い主に保育園から連絡
「入口に犬がいることがわかったので、見に行くとそれがアリエスだとわかりました。彼女は最初怯えていましたが、すぐに安心したようです」ハウンズタウン・メトロデトロイトのオーナー、トラヴィス・オグデンさんは語る。
保育園はすぐにアリエスを保護し、メリッサさんに連絡を取った。
心配してアリエスを探し続けていたメリッサさんは、電話で保育園にいるという知らせを受けて、その場に崩れ落ちたという。
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アリエスにとってこの保育園はいわば第二の家のようなものだ。困ったときはここに来れば助けてくれると思ったのだろう。
実際に助けが必要なほどの事故ではなかったのだが、もし何かあってもここに来れば、スタッフのみんなが助けてくれる。
それにしても、咄嗟に状況判断し、その位置も正確に覚えているとなると、やはりアリエスはそうとう賢いワンコちゃんだ。
おかげでアリエスとメリッサさんはすぐに再会することができた。
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written by parumo
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