大谷翔平選手のグローブ寄贈に「一石投じたい」 地方球団・香川オリーブガイナーズが県内全小学校に「3個のボール」を送った理由 (4/5ページ)
福山社長: 我々の思いからスタートしたボール寄贈プロジェクトですが、今後はちゃんと仕組化して継続したいと考えています。そもそも球団経営自体が芳しくなく、結構な負担になりますし、こんなことしている場合ではないと言われても否定できません......。何より、球団で負担をし続けると引継ぎが出来なくなってしまいます。なので、ボールにスポンサーをつけて地元企業が応援してくれる枠組みを作りました。早速、ボール寄贈プロジェクトに賛同していただいている方も出てきている。協賛してくれる企業さんが現れて、ボール代を負担していただければ、我々として本当にやりたいことができる。野球をやっていない子供たちに届けたい
――子供たちから反響は届いていますか。
福山社長:野球をやっていない子供たちに届いている感覚は掴んでいます。今回寄贈したボールはすでに野球をやっている子たちからは興味をもたれないかもしれません。でも、それでOK。教室にサッカーボールやバスケットボールがあるから休み時間にそれで遊ぶのであって、身近に野球ボールがあるから遊んでもらいたい。今回は各校に3球しか寄贈できませんでしたが、本当は各教室に1球以上あれば良いなと思っています。野球をより身近に野球を感じてもらいたいですね。野球を始めた人ってやり始めたきっかけの多くが、親・兄弟の影響か、スーパースターへの憧れだったりします。小学校の授業に野球はないため、ボールが教室にあることがきっかけで野球を始める、という新しい接点の創出ができたら嬉しいです。

――香川県の小学校に寄贈されたのは「JTAケンコーティーボール 9インチ」。軟式野球用のボールと比べても非常に柔らかいものですね。このボールを選んだ理由を教えてください。
福山社長:扱いやすさ、とっつきやすさを考慮してこのボールにしました。何より、「痛い」という体験をさせないためです。