シャア専用か?極めて赤いブラックホールをジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が発見 (2/4ページ)
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可視光とX線でとらえた「Abell 2744(パンドラ銀河団) / image credit:rNASA, ESA, J. Merten (Institute for Theoretical Astrophysics, Heidelberg/Astronomical Observatory of Bologna), and D. Coe (STScI)
今回、研究チームにとって幸運だったのは、「重力レンズ」(巨大な天体が周囲の空間を曲げることで、レンズのような効果を発揮する現象)のおかげで、その向こう側にあるさらに遠くの銀河を観察できたことだ。
それは3つの赤いコンパクトな天体で、ほんの7億歳の宇宙に隠れていた。その姿から3つの天体は「クエーサー」だろうと考えられ、その後いずれも同じ天体であることが明らかになった。
クエーサーとは遠方にある非常に明るい天体のことで、その正体は超大質量ブラックホールが近くのガスや塵を吸い上げることで膨大な電磁波を放っている、「活動銀河核」の一種だろうと考えられている。
そして今回のクエーサーも、その色や小ささを踏まえれば、星が形成されているありふれた銀河ではなく、超大質量ブラックホールであることを告げている。