相手に心を開かせ秘密を聞き出す「悪魔のスキル」とは (2/2ページ)

新刊JP

相手は「近所の庄やが落ち着くので好き」と返してきた時に、「僕は断然、磯丸水産派(あるいは庄屋以外の他の居酒屋)」とやってしまう。

あるいは20代女性と40代男性のこんな会話。
20代女性「実はアイドルが好きで。特に好きなのはハロプロですね。この前、Juice=Juiceのライブに行ってきたんです」

40代男性「知らないなあ。ハロプロならモーニング娘。だよね。俺は安倍なつみとか好きだったなぁ。ハロプロといえば、モーニング娘。だよ」

両者の会話のどこがNGなのか、お分かりだろうか。前者では、相手が好きな居酒屋の話をしているのに、途中から自分の話にすり替わっている。後者ではハロプロつながりの話題ではあるものの、男性は女性の話を遮って自分が知る時代のハロプロの時代にすり替えてしまっている。

どちらも、聞き手だったはずの自分が、話し手の立場にしゃしゃり出てしまっているのである。どちらの場合も、相手から好意を持たれたり、信頼されるどころか、相手を白けさせ、もしかすると苦痛な思いをさせてしまうかもしれない。

傾聴において「否定する、比較する、自分の話をする」は三大悪。自分の話をする時は相手に質問された時のみ。質問をするなら、自分が知りたいことを質問するのではなく、相手の語りを促進するための質問をする。これだけで会話の成功率はまったく変わるという。

「なんだ、そんなことか」と思った人は、普段の自分の会話を振り返ってみるといい。自分について語りたいのは人間の根本的な欲求。この欲求を抑えられない人は案外少なくない。そして、相手の心を掴むチャンスを逃しているのである。

「否定しない。比較しない。自分の話をしない」という、傾聴の基本的なスキルをここでは紹介したが、これはまだ「悪魔の傾聴」の入り口の入り口にすぎない。本書では、もっと悪魔的に、もっと相手の心を惹きつける傾聴のテクニックが数多く紹介されている。

会話上手な人、魅力的な人は必ず知っているこれらのスキル。身につければ様々な場面で役立つはずだ。

(新刊JP編集部)

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