マンモスの復活にまた一歩近づいた。アジアゾウのiPS細胞作成に成功し画期的な進歩 (2/4ページ)
iPS細胞とは、成熟した細胞を”初期化”して、体内のあらゆるタイプの細胞に変化できるよう作られた細胞のことだ。
その生物科学部長で、マンモスの研究責任者であるエリオナ・ハイソリ氏は、「こうした細胞は、間違いなく”脱"絶滅研究に大きな威力を発揮します」語っている。
素晴らしいのは、このiPS細胞があれば、マンモスが極寒の地で生きることを可能にした特徴である、ふさふさの体毛・曲がった牙・脂肪の蓄積・ドーム状の頭蓋といったものの背後にある、細胞や遺伝子のプロセスを明らかにできることだ。
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iPS細胞はまた、マンモスの復活に必要となるゾウの精子と卵子を、人工的に作り出す鍵を握ってもいる。
それを野生のゾウから採取することも不可能ではないが、2万5000頭しかないアジアゾウは絶滅危惧種であるため、現実には困難で、望ましいことでもない。
だがゾウの遺伝子は、とても複雑な経路によって機能する。だから、そのiPS細胞を作成することは、これまで非常に困難だった。
そこでコロッサル社の研究チームは、「TP53」というコア遺伝子を抑制することで、この難題を克服している。この遺伝子は、細胞の増殖を制御し、それが無限に増えることを防ぐ役割がある。
ゾウの細胞で克服せねばならなかったことの1つは、ゾウの細胞にあるTP53経路です。