歴史を覆す発見。アジアのヒト族は110万年も前から高度な道具を使っていた (2/4ページ)

カラパイア



[画像を見る]

モード1「オルドワン」は、少なくとも290万年前にさかのぼる原始的な道具だ / image credit:Jose-Manuel Benito Alvarez / Public Domain

 対照的にモード2の道具は同じ旧石器時代のものでも、少なくともふたつ以上の面に同じ加工が施されていて、モード1よりも全体的に洗練されている。

 およそ150万年前にはモード1と併用されていた証拠が見つかっている。いずれの道具もホモ・サピエンスが登場する前の時代につくられたものだ。・考えられているより早く東アジアに到達していた可能性
 中国科学院脊椎動物古生物学・古人類学研究所(IVPP)のペイ・シューウェン教授と、スペイン国立研究委員会(ISIC)歴史研究所のイグナシオ・デ・ラ・トレ教授率いる共同チームは今回、この発中国のニヘワン盆地でモード2の石器道具を発見した。

 モード2の道具を使っていたヒト族の先祖は、およそ80万年前に東アジアに到達したとこれまで考えられていた。

 しかし、今回の発見によって110万年前にはモード2の道具を作っており、彼らは30万年も早くから存在していたことがうかがえる。

 これにより、ヒト族が地球上でどのように広まっていったのか、これまでの理解を書き換える可能性が出てきた。

 最初にやってきた彼らは、単独の孤立した入植者ではなかった。

 遺跡から見つかった証拠によると、組織化された剥離技術や標準的な製作工程を使って、斧など道具の刃を作っていたことがうかがえ、モード2の道具を製作する産業全体が確立されていたことがわかる。
「歴史を覆す発見。アジアのヒト族は110万年も前から高度な道具を使っていた」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る