ベテルギウスがボコボコ動いている理由は、表面が激しく沸騰しているからなのかもしれない (2/5ページ)
通り過ぎた救急車のサイレンが突然低くなるのは、車が近寄ってくる時は音の波長が短くなるのに対して、遠ざかる時は長くなるからで、これはドップラー効果と呼ばれている。
星の自転によって、これと同じことが光の波長に起きる。
自転によって地球に近づく側の光は、その波長が短くなるのでスペクトルの青方向に偏る(青方偏移)。それとは逆に、地球から遠ざかる側の光は赤に偏る(赤方偏移)。
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赤方偏移と青方偏移 / image credit:Aleš Tošovsky / WIKI commons
この青方偏移と赤方偏移の様子から、星が自転する速度を計算できるのだ。ベテルギウスの場合、秒速5km。これは異常なまでの速さで、老いた星として理論上考えられるスピードの2桁も速い。