「この道通るべからず、Googleナビは間違っています」インドで住民が標識を設置

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「この道通るべからず、Googleナビは間違っています」インドで住民が標識を設置
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 行きたい場所を調べるにはどうする?と聞かれたら大半の人が地図アプリと答えるだろう。確かにGPSを利用したアプリは便利で、利用しているドライバーも多い。だが弱点もある。道なき道を案内されてしまうことがあるのだ。

 実際に、アプリの指示通りに走行した結果、とてつもないサバイバルに巻き込まれた観光客もいる。

 インドのある村では、GoogleMAPの案内により、多くの車が迷い込んでくる場所に「この道は通れません」と警告を促す看板を設置したそうだ。

・Googleマップについて警告の看板を設置したインドの村
 GPSで位置情報を教えてくれるGoogleマップは、地球上で最も人気のあるデジタルナビゲーション地図サービスであり、毎日、何百万人もの人々が利用している。

 しかし、データが古かったり、GPSや接続の問題、技術的な不具合などにより、時として利用者に間違った道を教えることがある。事実、Googleマップ使用で迷子になったり事故になった事例というのは複数ある。

 最近、インド・カルナータカ州コダグ県の地元の人々は、Googleのナビゲーションの間違いを旅行者に警告する看板を設置した。

 この看板は、Googleの指示に従わずに別のルートでクラブ・マヒンドラのリゾートに行くよう利用者に呼びかけている。 ・「グーグルマップは間違っている」と表示
 SNSでシェアされた看板の写真には、「GoogleMAPは間違っています。この道はクラブ・マヒンドラには行きません」と記載がある。

 この看板は、Googleマップに頼ってここまで来た観光客が、結局目的地が見つからず迷い、地元の村人に尋ねるという出来事が何度もあったあと、うんざりした村人たちによって設置されたそうだ。

 画像がシェアされたX(旧Twitter)では、多くのユーザーがGoogleマップに惑わされた経験を共有している。

 あるユーザーは、このようにコメントした。
この看板を通して、地元の村人たちのイライラが伝わってくる。
 他にも以下のような声が寄せられている。
・私のようなボランティアのGoogleローカルガイドなら、間違った掲載を訂正できたかもしれない。でも、グーグルには編集をランダムに拒否するのが大好きな管理チームがある。

だから、Googleの誰かが間もなく修正してくれるだろう。そのときまでこんなふうに看板を設置しておくしかないだろうけど。

・山に登るときGoogleは頼りにはならないよ。いつも間違えるから。

一度だけ、クッケ・スブラマンニャからスッリアを経由してマディケリに行ったときのことを思い出す。

Googleが間違ったルートを示したことに気付いて、最終的に私たちは地元の人に正しいルートを教えてもらい、80キロ以上移動したんだ。

・Googleマップが正しいとは限らないって。

先週、妹がサクレシュプラに行ったんだけど、Googleマップに従って行ったら行き止まりになって、車が悪路にはまってしまった。

幸い地元の人が助けてくれたけどね。丘の駅に行くときは決してナビに頼らないように。


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freepik

 つい先月も、2人のドイツ人旅行者がGoogleマップの案内に従ってオーストラリアの荒野で道に迷った

 ケアンズからバマガに向かう途中、人里離れた未舗装路に迷い込み、一般人が立ち入ることのできない国立公園に入ってしまったようだ。

 そこはワニ(クロコダイル)の生息する地域でもあったが、最終的に2人は無事に救助されたという。

 また、2022年には米ノースカロライナ州で、Googleマップの指示に従って車を走らせた男性が崩落した橋から転落し、死亡するという痛ましい事故が起こった。

References:''Google Is Wrong'': Locals Put Signboard In Karnataka's Kodagu To Warn Travellers / written by Scarlet / edited by parumo



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