人の顔が悪魔のようにゆがんで見える奇妙な症状「相貌変形視」とは? (3/4ページ)
[画像を見る]
正面から見た図(左)普通の人に見えている正常な顔、(右)は相貌変形視の人に見えているゆがんだ顔 / image credit:A. Mello et al.
[画像を見る]
横から見た図(左)普通の人に見えている正常な顔、(右)は相貌変形視の人に見えているゆがんだ顔 / image credit:A. Mello et al.・相貌変形視という症状を知ってもらうことが大切
今回の研究の主な目的は、世間に相貌変形視を知ってもらうことだという。
この病気は非常に稀なもので、相貌変形視の人でさえ、自身がかなり特殊な状態にあることに気づいていないことも多々ある。
しかも勇気を出して病院に行っても、心を病んでいると誤診されることだって珍しくない。
そもそも相貌変形視の人は、他人に自分の症状を滅多なことでは語らない。打ち明けることで、精神疾患と誤解されるのを恐れるためだ。
相貌変形視の大きな問題の1つは、ほとんどの人がそれを知らず、理解できないことだ。
だからこそ、この病気について人々に知ってもらう必要がある。他人の顔が悪魔に見えるという症状が、ケアやサポートの対象なのだと社会に知ってもらうことが、相貌変形視に適切に対処する第一歩となる。
なお相貌変形視の分類は、顔のどの部分が歪んでいるかに基づくことが多いという。だが、なぜ相貌変形視には人によってさまざまな歪み方があるのか、あまりわかっていない。