高専トップレベルのサイバーセキュリティ講習会「2023堅牢化スキルチャレンジ」を開催しました

バリュープレス

独立行政法人国立高等専門学校機構のプレスリリース画像
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 木更津工業高等専門学校(千葉県木更津市 校長:山﨑 誠 以下「木更津高専」)は、日本電気株式会社(以下、NEC)と共催で、令和6年2月24日、25日の2日間、高専トップレベルのサイバーセキュリティ人材育成を目指した講習会「2023堅牢化スキルチャレンジ」を開催しました。

◆開催の背景

 高専機構のサイバーセキュリティ人材育成(K-SEC)では、令和4年7月のNECと高専機構とのサイバーセキュリティ分野における包括連携協定締結以降、高専教職員向けのサイバーセキュリティ情報交換会や、高専生向けの講演や講習、教材の作成などを、NECの協力を得て実施しています。今回は、令和5年9月12日から19日までNEC主催で開催されたCTFコンテスト「NEC Security Skills Challenge for Students」の上位者を対象に、NECグループ社員向けの「NECサイバーセキュリティ訓練場」を提供いただき、堅牢化技術を学ぶ「2023堅牢化スキルチャレンジ」を実施しました。


◆講習会の概要

 6名ずつ2チームにわかれ、1日目は演習について説明を受けた後、システムの脆弱性を検知し、堅牢化するためにどうすればよいか、チームで検討しながら演習を進めました。2日目は、システムが攻撃を受け、その内容を確認して堅牢化の続きを行いました。NECグループ社員向けの「NECサイバーセキュリティ訓練場」を使用した演習で、堅牢化作業報告書の作成や保全作業についても説明があり、学生にとって学びの濃いものとなりました。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MDM5NCMzMzQ0OTgjODAzOTRfTUhpdktIR0VLci5KUEc.JPG ]

◆参加者からの感想

 普段の授業で体験することのない本格的な環境での演習に、「NEC Security Skills Challenge for Students」上位者であっても、堅牢化は容易ではなく、「勉強になった」、「刺激を受けた」という感想が寄せられました。
 「演習内容はとても難しく、自分が何も知らないことをはっきりと思い知らされた。自校の授業では絶対にできないような内容だったので、この演習に参加できて本当によかった。」
 「CTFと違い防御側の経験は貴重だった。もっと知識をつける必要があると感じた。」
 「とにかく難しかったですが、勉強になりました。」
 「全国のトップレベルの高専生の実力を間近でみて、刺激を受けた。レベルが高かったが、ツールやログの見方などを教えて頂き、参考になった。」
 「個々の技術について触れる機会があっても、どこに脅威があるのかなど知らないことが多く、とても学びのある演習になった。」
 「自分の実力がまだまだであることが実感できました。周りの学生の技術レベルの差に圧倒されましたが、よい刺激になりました。」


◆COMPASS 5.0 サイバーセキュリティ分野について 

 国立高等専門学校機構では、GEAR 5.0(未来技術の社会実装教育の高度化)とCOMPASS 5.0(次世代基盤技術教育のカリキュラム化)の2つのプロジェクトから構成される、高専発!「Society5.0型未来技術人財」育成事業を、令和2年度から進めています。COMPASS 5.0は、デジタルトランスフォーメーション(DX)時代に向け、あらゆる産業においてITを今以上に活用することが求められる中で、AI・数理データサイエンス、サイバーセキュリティ、ロボット、IoT、半導体、蓄電池という分野を、これからの技術の高度化に関する羅針盤(COMPASS)と位置付け、高専教育に組み込むことで、新たな時代の人材育成機関としての高度化を図るものです。分野ごとの事業採択校が中心となり、カリキュラムの整備、教材の作成、学生や教員のためのイベントの実施などを行っています。令和5年12月に高専機構「サイバーセキュリティ教育推進センター(KOSEN Security Educational Center)」が開設され、木更津高専、高知高専の2校が運営校として活動していくことになります。 


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◆木更津工業高等専門学校について

 木更津高専は、1967年に千葉県木更津市に創設された国立高専専門学校であり、これまでの約56年間で本科卒業生は8135名、専攻科修了生は703名に上り、国内外の様々な領域で幅広く活躍しています。本校の方針により、幅広い教養を基本とし、国際的視野を持ち、自ら考え決断する判断力、自ら工夫し新しいものを造り出す創造力、自らの信念に基づき困難にも屈せず遂行する実行力の三つの能力を備えた創造的エンジニアとしての人材の養成を目指します。あわせて、健康な身体と精神、豊かな情操を培い、各専門の科学技術発展と成果の基礎となる理論を十分に理解して、社会に貢献でき、広範囲に活躍する実践的技術者の育成教育に努めます。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MDM5NCMzMzQ0OTgjODAzOTRfcW5raWVLcFJkRy5qcGc.jpg ]
【学校概要】
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 木更津工業高等専門学校
所在地:千葉県木更津市清見台東2-11-1
校長:山﨑 誠
設立:1967年6月
URL:https://www.kisarazu.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関


◆本リリースに関するお問い合わせ先

独立行政法人高等専門学校機構
木更津工業高等専門学校
学生課 K-SEC事務局
TEL:0438-30-4017
e-mail:k-sec@a.kisarazu.ac.jp


提供元:valuepressプレスリリース詳細へ

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