保険金詐欺を企てた大学生、凍傷を装うためドライアイスに10時間足を浸し足を切断するはめに (2/4ページ)

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photo by iStock・重度の凍傷を負い両足を切断する羽目に
 ドライアイスに長時間足を浸したチャンは重度の凍傷となった。1月28日に入院し、両ふくらはぎから下の切断を余儀なくされた。

 退院後、チャンはすぐに保険会社に連絡し保険金を請求した。

 ある保険会社からは23万台湾ドル(約110万円)が支払われたが、他の保険会社はこの件を疑い、詳しく調査することにした。

 すると、真実が見えてきた。

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photo by iStock・チャンは借金があったリャオにそそのかされて事件を遂行
 チャンが入院した病院とも連絡を取った保険会社は、チャンが凍傷を負うわずか数日前にこれほど短期間に異例の数の保険契約が結ばれたこと、チャンが凍傷で負傷した状況を不審に思い、この件を地元当局に通報した。

 その後の捜査で、検察はチャンが靴や靴下の跡のない左右対称の傷を負っていることを突き止めた。

 また、凍傷が起きたとされる1月26日の夜の天気を調べたところ、気温は摂氏6度から摂氏17度で、凍傷を起こすほどの寒さではなかった。

 当局は「台湾は亜熱帯地域であるため、切断を必要とする重度の凍傷のケースは、自然の気候条件のために前代未聞である」と声明で述べた。

 さらに当局が去年11月に2人の自宅を調べたところ、チャンの足を凍らせるのに使われたとみられるプラスチックのバケツ、保険書類や医療記録、ドライアイス用の白い発泡スチロールの箱、携帯電話8台、タブレット型パソコン1台が発見されたと捜査局は述べている。
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