大嫌いだった“くせ毛”の自分。悩み続けた女性がたどり着いた「幸せな自分の愛し方」 (5/5ページ)
「Curly Me」はプロダクト開発からサイトデザイン、コミュニティ運営まですべて一人でやっているので、やることはとても多いですが、むしろ活動における喜びが、日常の疲れを癒やしてくれています。フォロワーさんから寄せられる私の活動への思いや「ありがとう」の言葉が、人生を楽しむ大きなモチベーションとなっています。
――「Curly Me」やリンさんの今後の展望を教えてください。
「Curly Me」としての一つの大きな夢は、美容学校との関わりを持つことです。実は、美容専門学校でも、くせ毛について学ぶ時間はとても短いのだそうです。今はマンツーマンでのカーリーガールメソッドを共有する機会に参加してくれている現役の美容師さんたちとのつながりもありますが、日本全国のくせ毛に悩む人たちに適切なアドバイスをしてくれる髪のプロを、教育機関と関わることでさらに増やしていきたいです。
私個人としては、今年度にはサラリーマンを辞めて、アメリカに一年だけ渡ろうと思っています。「Curly Me」での活動をもっと本格化させていきながら、私自身もダイバーシティやセルフラブについて、さらに知見を深めて、日本に帰ってきたいと思っています。
――最後に、自身のカラダを愛したいという女性に、伝えたいメッセージはありますか。
私が言えるのは、人と比べない方が人生を幸せに過ごせるということ。私自身が、自分を殺して傷ついてきたからこそ、そう思います。自分が嫌いだった頃の私は、髪の毛どころか自分の高い身長も、人より重い体重も、目の形だって大嫌いでした。けれど、自分の髪を受け入れて、前よりも明るい自分になってから、人から「かわいいね」と褒めてもらえる機会が増えました。
最初は「こんな私が?」と思ったけれど、今はその意見をまっすぐ受け止められるので、褒められると嬉しい気持ちになります。だって、こんなにたくさんの価値観が世の中にあるんですから、私を好きだという意見があるのも、おかしくないでしょう?
私のことを嫌いな人もたくさんいるかもしれないけれど、全員に好かれる必要なんてない。あなたを否定するものからは離れて、自分を受け入れてくれる場所、受け入れてくれる人を探してみてほしいです。
――リンさんにとっての「Curly Me」のような居場所を、みんなが見つけられたらいいですね。
SNSや、リアルのオープンな場所だけだと、色々と気を使ってしまったり、美しさの基準にプレッシャーを感じてしまったりすることもあると思います。すぐに目の届くところにはないかもしれないけれど、諦めずに居場所を探し続けてみてほしいです。きっと、誰しもにあるはずです。あなたらしくいられる、あなただけの居場所が。