電撃出馬で国政復帰説も!小池百合子首相&小泉進次郎官房長官誕生Xデー

日刊大衆

小泉進次郎(左)と小池百合子
小泉進次郎(左)と小池百合子

 昨年11月に火を噴いた“裏金”問題を発端に、国民の不信感が頂点に達している自民党。支持率20%台を推移する死に体の岸田文雄政権を横目に、ほくそ笑む人物がいるという。

小池百合子東京都知事(71)ですよ。7月7日に控える都知事選を前に電撃辞職し、4月28日投開票の東京15区補欠選挙に出馬、国政復帰を企んでいるという噂が、永田町を駆け巡っているんです」(全国紙政治部記者)

 長年、小池都知事を取材し続け、『仮面 虚飾の女帝・小池百合子』の著書もあるジャーナリストの横田一氏も、こう言う。

■裏金&派閥解体で大揺れポスト岸田文雄に急浮上

「小池氏は“バイデンもトランプも80歳よ”と言いながら、“初の女性総理”への野望を胸に、この補選に出るでしょうね。岸田自民がゴタゴタしているときに登場し、自民と公明の票をかっさらう。まさに“乱世の政治家”ですよ」

 実際、小池知事は袂を分かったはずの自民党に、ここにきて歩み寄っている。

「小池知事は昨年12月の江東区長選、今年1月の八王子市長選で自民と共闘し、候補者を勝利に導きました。萩生田光一都連会長も、復党の際は協力する意向だそう」(前出の政治部記者)

■東京都知事選の行方も関係

 加えて、今年7月に控える都知事選の行方も関係しているという。政治評論家の有馬晴海氏が、こう話す。

「3選を目指しても、若い対立候補が出現する可能性があり、小池知事にとっては案外、厳しい選挙になるといわれています」

 苦戦を強いられる都知事選より、再び国政の場に戻って大輪の花を咲かせたい。それが、“オンナ勝負師”小池知事の本音では、というわけだ。

「ここ数年、小池知事に会った人は、“国防の話もするし、目線は国政に向いている”と言います。15区の補選は注目が集まりますし、彼女が出れば、有力な対抗馬がいません」(前同)

■自民党内でも待望論

 また、自民内でも小池待望論が浮上しているという。

「“ポスト岸田”筆頭の茂木敏充幹事長は自派閥が空中分解して失脚。次期総裁選には、麻生太郎副総裁を後ろ盾に持つ小渕優子氏や上川陽子外相のほか、高市早苗氏ら女性議員の名前も挙がりますが、党の人気を回復させるほどの力はありません」(政治部記者)

 前出の有馬氏も「岸田の次が誰もいない。“小池は最後のジョーカーだ”という声もある」と語る。

■無派閥議員を統率する菅義偉

 そんな中、今後のカギを握るのが菅義偉元首相だ。

「派閥解体前から、党内には70人超の無派閥議員がいましたが、彼らを統率するのが菅元首相です。最大派閥の安倍派も解散した今、無派閥こそ最大勢力。おのずと菅元首相の影響力が増しています」(前同)

 菅元首相が推す人物こそ、数の力で、ポスト岸田の最右翼となるわけだ。

◆河野太郎か石破茂か

「菅元首相の本命は河野太郎デジタル相。ただ、それでは弱いとなれば、無派閥で国民人気も高い石破茂氏でしょう。小池知事のように党を出て行った人は嫌うはず」(前出の有馬氏)

 とはいえ、そう単純にはいかないのが政治の世界だ。

「小池知事が国政に復帰し、総裁選を狙う場合、小池か石破かとなれば、既存の自民議員らは小池支持でしょう。そうなれば、菅元首相が態度を変えることは十分ありえます」(前同)

 菅元首相が小池支持を決断すれば、石破氏は総裁選出馬を辞退。小池支持に回る可能性が高いという。

「無派閥議員、石破氏の支持者に加えて、既存の自民党員内の小池票を合算すれば、麻生派をはじめ、他派閥の票を上回ります」(同)

■連立与党の公明党にとっても好都合

 また、連立与党の公明党にとっても、小池首相誕生は好都合だという。

「このまま解散・総選挙で大敗するより、小池新総裁の誕生に相乗りしたい。一方、小池氏は小泉純一郎元首相を真似て、“自民党の裏金をぶっ壊す!”と国民には言いながら、自民と公明の支持を取り付ける。二枚舌は得意ですから」(前出の横田氏)

■小泉純一郎は政治の師

 この“小池首相”誕生を心待ちにしている御仁が、最近、影の薄い小泉進次郎氏だという。

「菅元首相とは同じ神奈川選挙区で昵懇なうえ、父・純一郎氏は小池氏の政治の師。進次郎氏自身も小池氏と親密な関係にあり、小池政権発足なら、小泉進次郎官房長官が誕生すると、もっぱらです」(政治部記者)

 はたして“みどりのタヌキ”は大化けするか!?

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