女好きな天下人・豊臣秀吉に会心の一撃!戦国大名・鍋島直茂の正室・陽泰院は何をしでかした? (2/3ページ)

Japaaan

しつこい誘いに仕方なく、一度だけ承諾

しかし女好きな秀吉のこと。そう簡単には諦めてくれません。むしろ来ないとなれば、ますますどんな女性なのか、興味津々で食い下がる始末。

「あの、ご都合のよろしい時で構わないので、どうか一度だけでもお越しいただけないでしょうか……」

何度も断られていながら、食い下がる使者。毎回成果を得られずに帰って、こっぴどく叱られているのでしょう。

「なぁ。一度だけとの仰せであれば、一度だけ伺ってはどうか」

夫の直茂も何かチクチク言われているようで、陽泰院はあきれてしまいます。

「まったく……あなたがそうまで仰るなら、お仕事のご都合もあるでしょうし、仕方ありませんね」

「本当はキッパリ断れればよいのだが、面目ない」

「それでは、一度だけですよ」

陽泰院は使者に参上すると返事して、当日の支度をするのでした。他人事ながら、気が重いですね……。

笑みを絶やさぬその顔は

右田年英「英雄三十六歌撰 羽柴秀吉」

さて当日。

秀吉は各大名家のご婦人がたを侍らせながら、陽泰院の参上を待ち構えます。

「まったく、手こずらせおって。わしが呼んだらさっさとくれば、夫に対する心象もよかろうものを……」

お高く止まって勿体つけて、果たして鍋島の妻はどれほどのものか見てやろう……。

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