「囚人のジレンマ」ゲームでAIの性格特性を進化させることに成功(名古屋大学) (2/4ページ)

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・AIを囚人のジレンマに直面させてみた
 名古屋大学大学院情報学研究科の有田隆也教授らのチームは、大規模言語モデルを使った多くの対話型生成AIに様々な性格特性を与え、この囚人のジレンマ的な状況を経験させてみた。

 そのうえでAI同士で協力するか、裏切るかを選ばせ、その結果に応じてポイントを与える。そして好成績を残したAIには、その分多くの子孫を残す。

 こうして数世代にわたって生存競争を行わせてみたところ、最初は個人的な利益ばかりを追求していた利己的なAI集団が、世代を重ねるたびにチームワークを重視する協力的な集団に変わっていたという。

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生成AIに性格付けをし、好成績を残したAI集団により多くの子孫を残して性格の変化を観察 / image credit:名古屋大学プレスリリース

 だが面白いことに、あまりにも集団が協力的になりすぎると、今度はかつての自己中心的なAIが再度出現し始めるという現象も見られた。

 たった1つの状態にとどまらない動的な側面は、人間社会にもあるものだ。
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