細菌を遺伝子操作、自ら色素を作り出し染色する代替レザーを開発 (3/4ページ)

カラパイア



 さらにプラスチックから作られる代替レザーと違い、石油化学製品は使われず、自然に分解されるというメリットもある。・レザーに直接ロゴや模様を印刷可能
 もう1つファッション的に注目したいのは、細菌を青い光に反応させることで、色の出し方を自由に操作できることだ。

 つまりセルロースシートに直接模様やロゴを描くことができる。

 細菌から作られる自己染色代替レザーは、ただ環境にやさしいというだけでなく、形やデザインや色にまで革新をもたらすエキサイティングな新素材として期待される。

 現在、研究チームはファッション業界と協力しながら、この技術で作った製品を展開しようと計画を進めている。

[画像を見る]

現在研究チームはファッション業界と協力して、この技術による製品開発を進めている/Image credits: Imperial College London

 レザーに使用される有害なクロムなど、ファッションにまつわるさまざまな問題を解決するために、200万ポンド(約4億円)の資金が助成されたそうだ。

 この技術を幅広い製品に利用するには、さまざまな細菌株に応用して、業界から求められる耐久性を実現せねばならない。

 だが、環境にやさしいという大きなメリットは、この技術を今後も追求する強力な後押しになるはずだ。

 「動物性レザーやプラスチックベースの代替レザーにまつわるさまざまな問題を、微生物が対処してくれそうです」とエリス教授は語る。

 この研究は『Nature Biotechnology』(2024年4月1日付)に掲載された。
「細菌を遺伝子操作、自ら色素を作り出し染色する代替レザーを開発」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る