人間の脳は過去数十年で大きくなっている。健康に影響はあるのか? (2/4ページ)

カラパイア

検査の対象となったのは、フラミンガム心臓研究に参加した1930~1970年代生まれの人たちだ。

 すべて合わせた参加者の数は3226人(男女比はほぼ半々)で、年齢と世代間の健康傾向という点で幅広い人口層が網羅されている。

 分析の結果明らかになったのは、1930年代から1970年代にかけて、人々の脳の体積と表面積が増えたらしいことだ。

 1930年代生まれの人の平均的な脳の体積は1234mLだ。

 一方、1970年代生まれでは1321mLである。また皮質の表面積は、1930年代生まれが平均2056cm2だったのに対し、1970年代生まれでは2104cm2だった。

 これと同じく、白質と海馬の体積も増加していた。ただし脳の体積と表面積が増えていた一方、皮質の厚さは薄くなっていた。

 このような脳の大きさの変化は、ただ単に体が大きくなったからというわけではない。身長などの要因を考慮してもなお、脳の拡大は統計的に有意なのだ。

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・脳が大きくなったことでどんな影響があるのか?
 これについて、カリフォルニア大学デービス校の神経学者チャールズ・デカルリ教授は、「生まれた年代は、脳の大きさを左右するようです。おそらく長期的には脳の健康にも影響するでしょう」と、プレスリリースで説明する。

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