【意外と知らない】「関心」と「興味」の違い (3/3ページ)
◇(2)「着目」
「着目」は、ある物事へ目を向けることを意味する表現です。
例えば、「相手のやり方に着目する」「この建物の建築方法に着目したい」といった、関心を持った中でも特に注意して見たい部分がある時に使えます。
◇(3)「目を留める」
「目を留める」とは、集中して見る様子を意味する言葉です。
どちらかといえば、突然視界に入ってきたものに対して強烈なインパクトを受けた時などに使うことが多いでしょう。
■「興味」の類語
次に、「興味」に似た意味を持つ3つの類語を紹介します。
◇(1)「探究心」
「探究心」とは、特定の物事に興味を持った上で、より深く知りたいという気持ちが強くなっている状態です。
「興味」よりもさらに1歩踏み込んで、本質を見極めたい時に使うと良いでしょう。
◇(2)「冒険心」
「冒険心」は、興味を持った未知なる物事に対して、積極的に取り組む気持ちを表現した言葉です。
調べるというよりも、自分で実際に体験したくなるような知的好奇心が刺激された時に使いましょう。
◇(3)「食いつく」
「食いつく」とは、魚が釣りのエサに食いつくようなイメージから、ある物事に興味を持つ様子を表現する意味合いがあります。
「テレビで流れていたグルメ情報に食いつく」「食いつくように眺めている」など、そのことにしか全く興味がないかのように熱中している状態を言い表したい時に用いると良いでしょう。
■「関心」の中に「興味」がある
「関心」と「興味」は似た意味があり、「興味関心」というようにそのままセットで使われることもあります。
しかし、ニュアンスには若干の違いがあり、「興味」は「関心」を持ったものの中で生まれる感情です。そこには、ワクワクや面白さなどの気持ちが含まれるのが特徴といえます。
それぞれの違いを理解した上で、自分が言い表したい内容によって言葉を柔軟に使い分けていきましょう。
(にほんご倶楽部)
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