見ているだけで足がつりそうになる、ギリシャの衛兵交代式がすごい! (2/4ページ)
最低でも身長195㎝あることが入隊の条件とされる、いわばエリート軍人なのである。・オスマントルコの占領時代を忘れないための制服
彼らが着ている制服は、「フスタネーラ」と呼ばれるスカートのような民族衣装。古代ギリシャの時代までさかのぼる伝統的なコスチュームだ。
オスマントルコによる占領時代には反オスマン活動を行っていたクレフテスと呼ばれる一団が着ていたらしい。
エヴゾネスの着るフスタネーラは、このクレフテスの服をアレンジしたもので、オスマントルコに支配されていた年数を表す400本のヒダが入っているんだとか。生地の長さは30mにもなるんだそうだ。
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・靴には国王の馬への愛が詰まっていた
靴の先についたボンボンは、可愛いだけの代物ではない。独立戦争が行われた当時、このボンボンで、靴に仕込んだナイフの刃先を隠していたんだそうだよ。
彼らの独特の動きは、馬の動きを模したものだと言われている。バイエルンから来てギリシャの初代国王となったオソン1世が、故国で愛してやまなかった馬の動きを衛兵に真似させたのが始まりだとか。
靴の底には、馬の蹄の音を再現するために60本もの釘が打ちつけられていて、3㎏以上もの重さになっているんだって。よく歩けるな。
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この衛兵交代式は1時間ごとに行われるが、日曜日の午前11時からの回は人数も多く、楽隊も登場するそうなので、この時間帯をおすすめしたい。・各地の衛兵交代式も見てみよう
ギリシャの衛兵交代は非常にユニークな歩き方で興味深かった。世界の各地にも有名な衛兵交代式がいくつかあって、それぞれ観光名所にもなっている。