地球外文明はなぜ見つからないのか?フェルミのパラドックスは超AIの出現によるものだという説 (4/5ページ)

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そして超AIなら、感染力の強い致死的なウイルスを作ってばら撒くなど、さまざまな方法で生みの親である生物文明を速やかに消滅させることができる(マイケル・ギャレット氏)

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photo by Pixabay・超AIを作り出した文明の寿命
 生物文明が自ら作り出したAIによって自滅するリスクを防ぐ方法は、さまざまな惑星に進出して「多惑星文明」になることだ。

 各惑星社会はお互いを観察し、どこかの惑星でAIなり超AIなりが生みの親を破壊し始めたら、そこから学んで、対策を講じる。

 だが、問題は生物文明が多惑星文明へと変貌を遂げるよりも、AIの方がずっと速く進化してしまうことだ。

 知的生命が多惑星文明へとステップアップするまでには、労力も資源も時間も多大なコストがかかる。まず宇宙を探索できるだけの技術を発展させ、実際に広大な宇宙を移動し、新たな新天地を作り上げねばならない。それは壮大なチャレンジになるだろう。

 一方、AIの進化は、データストレージと処理能力を向上させるだけの容易なものだ。だから進化スピードという点で、AIのそれは生物よりもはるかに速い。

 ギャレット氏の試算によるなら、超AIが誕生した文明の寿命は100~200年程度であろうという。この短期間で生物文明が多惑星文明へと進化するのは困難だ。

 だから、地球から検出できるような地球外文明の痕跡(テクノシグネチャー)は見つからない。ギャレット氏によるなら、これがフェルミのパラドックスの真相だ。

超AIが交信可能な高度文明の寿命を数百年に制限するならば、天の川銀河に同時に存在する交信可能な文明はほんの一握りということになる。
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