虚構だ!『源氏物語』を読んではならぬ…煩悩の嘘を書いた罪で、紫式部は地獄に堕ちてしまった?【前編】 (2/3ページ)

Japaaan

友人知人の間で評判となり、宮廷にその噂は広がり貴族たちの心も虜にしていった源氏物語

ときの最高権力者・藤原道長の目に留まり後宮に入り、宮仕えをしながら物語を繰り広げ続けていきます。

古来より文学者が詣でた石山寺に7日間籠って執筆を

石山寺境内の源氏苑一角にある「紫式部像」
(撮影:髙野晃彰)

紫式部が源氏物語の構想を得たと伝わるのが、滋賀県大津市にある「石山寺」です。
創建天平19年(747年)以来、東大寺の大仏建立を祈願した神聖な寺で、真言密教の道場として、学問の寺として多くの信仰を集め、多くの文学者も詣でていました。

紫式部は、この石山寺に7日間に渡り籠って源氏物語を綴り始めたといわれています。
寺から琵琶湖の湖面に映る十五夜の名月を眺め、「月のいとはなやかにさし出でたるに、『今宵は十五夜なりけり』と思し出でて」という文章を書き出した……そうです。

石山寺の月見亭。

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