生まれたきっかけは〝やさしさ〟 高知・仁淀川「紙のこいのぼり」が水の中を泳ぐワケ (2/2ページ)
こいのぼりは地元の制作団体『こいのぼりくらぶ』が不織布を使って作成している紙製のものです」(事務局担当者)
いの町観光協会公式サイト「いの町観光ガイド」によれば、同町は三大和紙の1つである国指定伝統的工芸品「土佐和紙」の発祥の地。仁淀川の豊かな恵みを背景に古くから製紙産業が盛んだったそう。
鯉のぼりが紙製なのも「紙の町」ならでは、といったところだろう。

それにしても、一体なぜ空に掲げるのではなく川で泳がせるようになったのか。
記者が改めて聞いてみると、事務局の担当者はこう説明した。
「イベント発案者である『こいのぼりくらぶ』の方が、5月に家の近くのこいのぼりが風が吹かず垂れ下がっているのをかわいそうだと思って、『水中なら常に泳ぐはず』と考えたことがきっかけだそうです」
たしかに、日によって風が吹かない空とは違い、川ならいつも水の流れがある。水中にいればいつでも躍動感のある姿が見られるというわけだ。

発案者の優しさから生まれた「こいながし」。
イベントとしては3日の午前9時30分から始まり、そのまま放置。5日の午後3時から引き上げ作業に入り、引き上げた鯉のぼりを先着順で配布する。
期間中には河川周辺で鯉のぼりのワークショップやあめご釣り大会のほか、予約制の各種リバーアクティビティといったイベントも同時開催する。詳しい内容やスケジュールは「いの町観光ガイド」サイトまで。