斎藤一とは別人!幕末期、なんと56歳で新撰組に入隊した僧侶・斎藤一諾斎の生涯をたどる (2/4ページ)
仏道に帰依してからは修行を重ね、駒込吉祥寺・今戸潮江院・今戸慶養寺の住職を歴任します。
さらには国境をまたいで甲斐国山梨郡の東地院・同国都留郡の全福寺でも住職を務めました。住職にも転勤があるのですね。
甲陽鎮撫隊への入隊を一諾?
新撰組局長・近藤勇。甲陽鎮撫隊の編成に際して大久保剛と名乗っていた(画像:Wikipedia)
ここまで斎藤一諾斎の経歴を見てきても、新撰組との絡みなんて一切見られません。普通に考えれば、このまま僧侶として天寿をまっとうしそうな感じですが……。
一諾斎が新撰組に入隊したのは慶応4年(1868年)3月。新撰組が京都を追われて江戸へ逃げ帰り、甲陽鎮撫隊を編成して甲府の制圧に向かっていた時でした。
隊士「ご住職様も、どうかお力添えください」
「承知した!」
隊士の勧誘を一諾(一発で快諾)したので、号を一諾斎と呼んだとかどうか。
あるいは日頃から、頼まれごとは何でも一諾していたのかも知れませんね。
しかし一諾斎はこの時点で56歳。これまで武芸を修めてきたとも聞きませんし、第一線で戦えるとも思えませんが……。