斎藤一とは別人!幕末期、なんと56歳で新撰組に入隊した僧侶・斎藤一諾斎の生涯をたどる (3/4ページ)
(前年に入隊していたとの説もあるようですが、大して変わりません)
老齢にさしかかった僧侶まで動員したいほど切羽詰まっていたのでしょうか。
あるいは地元で人望がある一諾斎を通じて、檀家などの入隊を期待したのかも知れません。
各地を転戦し、土方より餞別を賜わる
甲州勝沼で新政府軍を迎え撃つ甲陽鎮撫隊。月岡芳年「甲州勝沼駅ニ於テ近藤勇驍勇之図」
ともあれ甲陽鎮撫隊に入隊した斎藤一諾斎は、さっそく甲州勝沼で新政府軍を迎え撃ちました。
いわゆる甲州勝沼の戦いですが、ここで甲陽鎮撫隊は惨敗を喫してしまいます。
初陣から黒星となってしまった一諾斎。しかしここで挫けるようなタマではありませんでした。
ちょっと上手く行かなかったくらいで投げ出すなら、最初から加勢などしなかったでしょう。
甲州を離脱し、局長の近藤勇が処刑されてからも副長の土方歳三らと共に新政府軍へ抵抗。
宇都宮・会津と北上し(追い詰められ)ながらも果敢に戦い続けたのでした。
しかし仙台まで来たところで、蝦夷へは渡航せず新政府軍に投降します。
これは闘志が挫けたのではなく、土方から家族を託されたのではないでしょうか。