ビジネスパーソンにとってアートが必須教養である理由 (2/2ページ)
心を動かされない限り、人は行動を起こさないので、「心を動かす」というのはとても大切なこと。
3.思考をうながす
アートは、ダイバーシティの先行指標でもある。また、一つの作品が複雑な歴史的背景をもつことが多く、民族性や政治・経済に関係することもある。そのため、世界を読み解くツールとして威力を発揮する。
アートについて民族性や歴史などの教養を身につけたうえで、自分ならではの仮説をもてば、思考訓練となり、問いかける力も身につく。「作家はユダヤ人で、この時代に描かれたものだから、このようなメッセージが込められているのではないか?」と仮説を立て、それをもとにじっくりと作品を見る。そこから感じ取ることを「感動した」で終わらせず、「このようなメッセージが読み取れる」という思考まで発展させていく。これは深く思考するための良いトレーニングになり、ビジネスパーソンの思考の道具としてアートを役立てることができる。そして、アートを通じて想像力を高め、自由に考えれば、イノベーションにもつながっていくだろう。
美術館に行って「感動した」で終わらせず、仮説を立てて思考を深める。それによって、アートの魅力をより深く知ることもできるし、仕事をするうえでの思考力も深まるはずだ。
(新刊JP編集部)