円安で1か月300万人超が来日!インバウンド外国人客「泣き笑い」

日刊大衆

写真はイメージです
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「今年3月、訪日外国人旅行者が初めて月間で300万人を超えました。

 記録的な円安加速も背景にありますが、日本は世界屈指の清潔で安全な土地。独自の伝統と文化に加え、アニメやゲームの先進国であることも人気の要因です」(旅行誌記者)

 このゴールデンウィークも、日本各地はインバウンド客で大賑わい。テレビでもおなじみ、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏が、こう解説する。

「最近は、アジアはもちろん、欧米の観光客も増えてきましたね。二つ星クラスのミシュラン店は日本人客が入れないほど外国人客が多くなり、ホテルの宿泊費も高騰気味です」

外国人インフルエンサーが紹介

 外国人インフルエンサーが紹介してくれたおかげで売り上げが2倍になったという、箱根の日本旅館支配人がホクホク顔で語る。

「うちは昔ながらの湯治場的な宿ですが、外国人には、その風情が好評のようですね。今年4月から宿泊料金を3割上げても、予約率は上々なんですよ」

和服レンタルでは

 インバウンド客増加を喜ぶ人がいる一方、「ちょっと困った」と嘆く向きも。外国人であふれ返る、東京・浅草の和服レンタル店店主が苦笑気味に話す。

「70歳を超えたくらいの中国人のご婦人8人が、朱色や桃色の振袖を着て、はしゃいで……。“それは若い女性向けだから”と言っても聞かないんです。お婆さん8人がハデな振袖で街を闊歩する姿に、こっちが恥ずかしくなりました(笑)」

骨董品店でも

 日本刀や甲冑も外国人には人気。ある白人男性が、骨董品店で10万円の模造刀を買っていった。

「それはありがたいんですが、買った日本刀をベルトに差して街に出ようとする。止めても“OK、OK”って出て行った。後で聞いたら、やっぱり、警察官に呼び止められて注意されたそうです」(骨董店店員)

 4月下旬、東京の桜は散ったが、亀戸天神の藤棚は満開。こちらは外国人ツアー客に人気だという。

「藤に集まるクマンバチが珍しいのか、外国人の子供が捕まえようとして、刺されていました。今度、注意書きを貼ろうと思っています」(地元商店街の人)

タクシー運転手の告白

 各地を走るタクシーも外国人客増加を喜びつつ、不安もあるようで、

「どこへ行きたいかはスマホを示されて分かるけど、こっちも英語が分かると思ってベラベラ話しかけてくるんだよ。運転に集中したいけど、中には服装がラフで、タトゥーだらけの人もいるだろ? なんだか怖くてねえ」(タクシー運転手)

ラーメンやカレーも人気

 外国人観光客に人気の食べ物は寿司、ラーメン、お好み焼き、カレーなど。新宿の豚骨ラーメン店店長によると

「白人系の外人サンは、ラーメンなどは音を立てて食べるのがマナーと思ってる人が多い」という。

「無理に音を立てて食べようとするから、むせちゃってね。丼をひっくり返した白人男性がいたんだ。かわいそうだから、もう1杯作って、チャーシュー2枚入れてあげたら、えらい感激してね。サンキューの連発だったよ」(前同)

 インバウンド需要の高まりで息を吹き返す業界は他にもある。

「ウチの店は和風が売りの外国人客向け高級店なんですが、台湾、中国、欧米からの常連客も増えました。円安で羽振りもいいですし、政府のインバウンド政策は、ありがたいですよ!」(店長)

 冒頭の鳥海氏によると、「最近はオーバーツーリズムが問題になっているが、今の日本人気を考えると、インバウンド客はまだまだ増える」という。

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