薄い絹のカーテンを振動させて防音。画期的なノイズキャンセリング技術を開発 (2/3ページ)

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スピーカーのように機能させて騒音を打ち消す(c)こともできるし、シートそのものの振動を抑えて騒音の通過を抑える方法(d)もある / image credit:MIT・圧電繊維の振動を騒音とシンクロさせ防音効果をアップ
 最初の段階では、この方法が効果的なのはかなり狭い空間で、寝室のような広い空間では効果が発揮されにくかった。そこで研究チームは、この防音シートにもう一工夫凝らすことにした。

 シートを振動させて音波を発生させるのではなく、圧電繊維の振動を騒音とシンクロさせることで、シートが振動しないようにしたのだ。すると、このシートに当たった騒音はそこを通過して向こうに行けなくなる。

 この方式を試したところ、シルクの振動が最大95%減少、結果として透過音が75%小さくなることが確認された。さらに、これによって音の反射率が68%も高まることもわかったそうだ。

 博士課程の学生で、この論文の主執筆者であるグレース・ヤン氏は、「布を使って音を出すことはできますが、この世界にはもうたくさんの騒音があります。ですので、静寂を作り出すことは、もっと価値があるだろうと思いました」と語った。

 この研究は『Advanced Materials』(2024年4月1日付)に掲載された。
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