平安時代のインスタ!?清少納言の『枕草子』は共感する毒舌と炎上しそうな悪口が面白い(後編)【光る君へ】 (2/4ページ)
(意訳)
「取り柄もないもの。憎らしい容貌をしていて、心や性格の悪い人」
という悪口を書いているのですが、その後に「枕草子」が一目に触れるなんて思わなかったので不快なことを思いつくまま書いたのだ…と付け加えています。
さらに、第百四段「見苦しいもの」という文では、
(原文)
見苦しきもの……夏、昼寝して起きたるは、よき人こそ、いますこしをかしかなれ。えせ容貌は、つやめき、寝腫れて、ようせずば、頬ゆがみもしぬべし。
(意訳)
見苦しいものとして、夏の昼寝は高貴な人ならいいけれど、ブサイクな人の場合は脂ぎってむくんで歪んでいるようにみえる
ブサイク同士が昼寝して目覚めてお互いに顔を見てしまったら、生きていく意味もわからなくなると、ひどい悪口が続いています。
一説によると、清少納言は自身の要望にコンプレックスがあったため、非常に美意識が高かく「ブサイク」「美しくないもの」をかなり痛烈に非難したと伝わっています。
「似げなきもの」「かたはらいたきもの」
第四十二段「似げなきもの」(似合わないもの)という分では、
(原文)
にげなきもの。下衆の家に雪の降りたる。また、月のさし入りたるもくちをし。月のあかきに、屋形なき車のあひたる。